フィットテストの重要性

 フィットテスト研究会による第15回フィットテストインストラクター養成講座が開催されました。会場は当社のセミナールーム「ダーウィン」。

 同講座により現在までに500名を超えるインストラクターの方々が誕生し、全国の医療機関で活躍されています。空気感染を予防するためのN95レスピレータ(マスク)は装着者の顔面に確実にフィットさせる必要があり、どのメーカーのどのサイズが自分にフィットするのか、種類の選択や適切な装着方法には専門的なトレーニングが必要です。モレーーンではN95マスク定量的フィットテスト(数値化)に必要な測定装置の発売元としてこの講座をサポートしています。折しも韓国でのMERSの感染拡大を受け、呼吸器防護の重要性がクローズアップされています。当社にも救急車等の閉鎖空間でも医療従事者はガイドライン通りの通常のサージカルマスクでいいのかといった具体的な問い合わせが急増中。急ピッチで体制を整えています。

 米国ではOSHA(米国労働安全衛生局)によって医療施設で働く医療従事者は年1回、または体重の増減があった時や本人からの要望があった際は、施設の責任としてフィットテストをすることが法律で義務付けられています。職員を空気感染のリスクから守ることは施設管理者・経営者の義務だからです。日本では残念ながらまだこのような規制、義務はありませんが、空気感染には罹患すると命に関わる疾病も少なくことから、フィットテストに積極的に取り組む医療施設もここのところ、急速に増加しています。

 このブログを読まれている医療従事者の方でN95マスクのフィットテストをしたことがない、または、自分がフィットするN95マスクのメーカーやサイズががわからないといった方はいらっしゃいませんか?当社として現時点では個人のフィットテストにはお応えできませんが、医療施設単位では様々なプログラムを持っていますので、お気軽にお問い合わせ下さい。


フィットテストインストラクター養成講座が当社のセミナールーム「ダーウィン」で開催されました。

定量的フィットテスター「ポータカウントプロ・プラスIP」OSHA認定フィットテストプロトコルをプログラム済み

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