Mr.サンデー 新卒が3年以内に辞めるということ

昨日のMr.サンデーに当社の新入社員に対する試みが取りあげられました。取材の打診があった際、「最近の新人が3年以内に辞めるのはナゼ?」といったちょっと後ろ向きの企画だったので、お断りしようかと悩んだのですが、スタッフ育成の改革をスタートさせた矢先だったので、これをチャンスにしようとお受けしました。

番組中、新入社員の釜付くんが「自分たちはゆとり世代と言われ続けているが、好きでゆとり世代になったのではない、その時の大人たちが勝手に決めたのになぜ、批判されなければならないのか」との発言はかなりのインパクトがあったようで、オンエア中からツイッター上でも多くの若者の共感を呼び、タイムラインがスゴいことになってました。

私自身はバブル世代であり、新入社員の頃は「新人類」と呼ばれ、上司からは理解できないと疎まれていたのを良く覚えていますので(笑)、普段から「ゆとり世代」とか世代を意識することはないよと公言していたのですが、番組中では、しっかりおじさん発言になってしまっていたのには愕然としてしまいました。会社の近所の馴染みの焼き肉屋さんで、定点カメラとマイクを取付けられてMr.サンデーのスタッフの方々は退室、あとは好きに飲み会やって下さい的な流れだったので、ちょっと油断してしまったようです。
古代エジプトのパピルスにも「最近の若者は、うんたらかんたら〜けしからん」との記述があったそうですが、いつの時代にも年配者はいつのまにか若者の心を失ってしまうのかもしれません。

就職氷河期を勝ち抜き、せっかく就職できた会社を3年以内に辞めてしまう若者。このことは、今の「ゆとり世代」の若者たちの問題というよりもむしろ、急速な変化に対応できない会社のマネジメント層、我々おじさん世代の問題の方が大きいと自戒を込めて思います。実際、いつの時代にも単純に忍耐力がなく、逃げてしまう人は存在するわけで、それとは別に、この不確実性の時代、会社を頼れず、純粋に成長したいと考えている新人たちを受入れる仕組みと度量が我々中小企業にも求められているのだと感じています。

P.S. 焼き肉屋さんでの歓迎会シーン、せめて紙エプロン外して映ればよかった....。




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