熊本地震・感染対策予防支援

 

熊本での震災を受け、モレーンでは東日本大震災以来のMDAT(Moraine Disaster Assitance Team)の出動となり、熊本での感染対策予防支援を開始しました。
 
 被災地の感染管理認定看護師の方々からの直接のご要請を受けて避難所におけるノロウィルス対策に焦点を絞り、ピンポイントで感染予防製品を現場に直接お届けしました。

 今回は福岡の九州支社がMDAT本部となり、3.5tトラックにPPE(個人防護具:グローブ、マスク、エプロン、ガウン)、ノロウィルス対応環境消毒ワイプ、ハイジーバッグ(水を使用しない吸収ポリマー・トイレバッグ)等を積載し熊本の被災地に向かいました。
 当社の川崎物流センターから物資を出荷し、九州地区における当社のエンジニアリング協力会社である、株式会社アイティーイー(本社:福岡、代表:竹内一生様)ご協力の元、3.5tトラックに積み替え熊本の被災地を目指しました。


アイティーイーの皆さんが、全社をあげて救援物資出荷のお手伝いをしてくれました。本当に感謝!


 被災地ではPPE(個人防護具)の着脱手法や水を使用しない環境衛生手法のご説明等も同時に実施しました。
最初の支援先、熊本赤十字病院。今回の災害支援の拠点となります。





水のいらない高分子吸収ポリマーのトイレバッグ、ハイジー。
ノロウィルス対応の環境清拭用ワイプ、クリネル・ユニバーサル

プラスチック・エプロンの着脱を説明する原田九州支社長
 今回は日本環境感染学会の災害時感染制御支援チームとして岩手から特殊トレーラー(!)で現地入りされていた岩手医大、櫻井教授チームとも連携させていただき、日本環境感染学会推奨品として感染制御製品のご提供もさせていただきました。学会推奨物資としてトラックを走らせたので、通行止めとなっていた高速道路の通行許可やピンポイントでの保健所での受け入れ対応等、一企業では決してできないご支援も可能となりました。
 学会の偉大さとともに夜を徹して片道1000kmを超える運転で現地入りされている櫻井先生チームの使命感に深く感服した次第です。

パーキングエリアで合流した櫻井先生率いる日本環境感染学会の感染制御チームにはテレビ局の密着取材が!
学会推奨品の証。このステッカーのおかげで、迅速に被災地に物資をお届けできました。

 その後も引き続き、被災地で活躍されている感染制御の専門家との個人的なつながりを通じて、県庁や避難所をサポートされている医療施設へのピンポイントの物資支援は続いています(28日には第2便が出発します)。一企業が出来ることには限りがあり、微力かもしれませんが、被災地で家を失われた方々が、感染の恐怖に怯えることはあってはならないと強く思っています。全社員一丸となって引き続きこの災害に立ち向かっていきます。

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