年俸面談2016

 

毎年恒例の年俸面談が終了しました。東京本部からスタートし、九州支社から関西支社、そして北海道支社から東海支社へと全国行脚してきました。

 年俸面談では、独自の評価シートと文化(コア・バリュー)シートを元にして、社員全員と個人面談し、今期の年俸を確定します。年俸査定だけでなく、人事異動の内示もここで行います。面談の評価では、当たり前ですが、ハッピーな人もいれば、そうでない人もいます。時に辛い話をしなければならない場面もあり、正直その時の消耗は言葉では言い表せないものがありますが、我々には明確な目的があります。その目的のために、本人にもコアバリュー&評価シートを通じて何が優れ、そして何が問題だったのか、どうすれば次のステージに行けるのかを明確に伝えるようにしています。

 モレーンで特徴的な文化シートとは、モレーンのコア・バリュー(軸となる価値観)、10か条に対して1項目ずつ、社員がそれぞれに対する想いを書き込み、直属の上司がそれに対して丁寧にコメントしたもの。面談ではこのシートの内容をひとつずつ、深く議論します。
 モレーンには営業にも管理業務にもルールやマニュアルは最低限のものしかありません。個性的なメンバーが多く(採用方針でもあります)、その多様性のある個性を大切にしたいと思っており、それぞれがその場面場面で最適を判断してもらいたいと考えているからです。ただその時に大切になるのが、モレーンの軸となる価値観、コア・バリュー。このコア・バリューを軸に判断したのであれば、たとえ間違った結果となったとしてもそれをミスとして言及されることは決してありません。故にこのコア・バリューの軸がブレないようにするために何度も議論を重ねます。

 今回の面談で、不本意だと思った人が、これを自分のチャンスと捉え直すことができるかどうか、自身が持つ評価基準や判断軸を捉え直すことができるかどうか。経営者としてしっかりと見ていきたいと思います。社員数も増え続け、個人面談も限界になりつつはありますが、社員ひとりひとりを理解し、自分自身を振り返る大切な時間。不効率だとアドバイスをいただくこともありますが、今自分ができることは最大限実行していきたいと思っています。









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